言い訳をしない!

とても残念なことですが、某改修工事現場にて1件の設備事故を発生させてしまいました。

幸い実害はなかったのですが(改修工事フロア一部分を90秒間停電)、お客様並びにお取引先様に大変なご迷惑をお掛けしてしまいました。

その現場は、お取引先様より当社が下請として、長年に渡り現場施工を任されており、当社の担当者も大ベテランで、お客様並びにお取引先様からは、多大な信用と信頼を頂戴しておりました。

しかしながら今回、作業範囲が広かったことや、チェック係りが不足していたこと、多忙だったことなど、色々な要因が重なり、そのベテラン担当者が“うっかりミス”を犯してしまいました。

そのベテラン担当者は、勿論キャリアはありますし、電気の知識も豊富で、とても仕事が慎重です。もちろん安全面も人一倍、気を使ってくれて、特に養生などはどこの現場よりも確実にされております。

それゆえ、現場に対する施工指示や、チェックも当然厳しいので、現場の職人さん達からは、常日頃恐れられている存在です。
(いい意味で“うるさい担当者!”ってやつです、ゴメンナサイ!でもやっぱりこれからは、2007年問題(技術技能の継承)もありますが、そういう“うるさい先輩”というか“こわい先輩”みたいな方の存在が、我々若手が育っていく為には、絶対に必要だと思います。若手が多い当社にとっては特に必要な“人財”です。)

昨日、私がお取引様に謝りに行かせて頂いたとき、本人に会ったのですが、いつもの元気がなく、とても落ち込んだ様子でした・・・。
そして一言ベテラン担当者が私に言いました。

  「私がやりました。ご迷惑をお掛けし、申し訳ありません。」

一切の言い訳も説明もなしに、その言葉でした。

それから淡々と事故に至った経緯と、状況を図面を広げて説明してくれました・・・。
もの凄く悔しそうでした・・・。
そうでしょう、なぜなら普段から、現場に厳しい指示を出す以上に、もっと自分には厳しく、そして完璧な仕事を目指しているからです。気持ちが伝わってきました・・・。

事故が起こるのには様々な要因があると思います。
例えば「現場が忙しい」ということは、すなわち「会社のバックアップが足りてない」とういことに繋がります。

ベテラン担当者さん、あんまり自分ばっかりを責めないでください。言い訳をしないあなたはとても立派な方です。
会社もいけなかったんです。→すなわち、代表者の私がいけない。

ヒューマンエラーの防止、繁忙期の人員確保など、問題は山積ですが、失った信用・信頼を一日でも早く取り返すために頑張るぞ!

トゥギャザーしよう!
言い訳はしない!まねしよう!